このページでは、注音符号を覚えられる台湾華語本ベスト2を紹介します!。
どうも、台湾華語を勉強中のいどみつです!
台湾華語を勉強する上で、始めに突き当たる壁は、注音符号ではないでしょうか?
ぼくも一応覚えましたが、まだ日本語ほど滑らかに読むのは難しいです。
そこで、本屋で
「注音符号を身につけるために良い本はないかな~?」
と探していたら、
見つけました!!
もったいぶらずに言ってしまうと、
- 『台湾華語でぐるっと台湾めぐり』 著者: 樂大維 出版社: 白水社 発売日: 2020/11/25
- 『リアルな日常会話を楽しむ台湾華語60表現』 著者: 渡邉豊沢 出版社: 三修社 発売日: 2019/5/30
です!
本記事では、注音符号についての解説&この本が役に立つ理由の解説をしていきます。
注音符号とは?

注音符号とは、一言でいうと【台湾で使われている中国語の発音記号】です。見た目としては、漢字の一部を応用した形をした文字なので、例えるなら日本語のひらがなやカタカナのような印象です。
注音符号キーボードの左端4文字を取ってボポモフォ(ㄅㄆㄇㄈ)とも呼ばれます。
大陸中国で使われているのはピンイン(併音)と呼ばれるアルファベットを用いた発音記号です。こちらは日本で使われるローマ字のような印象になります。
台湾では、みんな小学校のときに学ぶので、注音符号に愛着をもっている人が多いようです。こどもたちは、覚えた注音符号を足掛かりにして中国語の読み方を身につけていくそうです。
台湾で最も多く使われているキーボード入力のモードも、注音符号方式だと聞きました。
ですので、台湾華語を学ぶ初期段階で注音符号を覚えておくと、後々役に立つと思います。
ちなみに、台湾華語という言葉は、中国語学習において大陸の中国語と区別するために使われるもので、一般の台湾人は普段、台湾華語とは言わずに、中文と言います。
『台湾華語でぐるっと台湾めぐり』が役立つ理由

- 注音符号に意識を集中しやすい
- かなり慣れることができる
『台湾華語でぐるっと台湾めぐり』では、中国語で書かれた本文にふりがなとして字のすぐ下に注音符号が付いています。
そして、ピンインは別の段落にまとめて掲載されています。

ですので、本文を見ながらピンインを読んでしまうということが起こりにくいページデザインになっており、本文と注音符号に集中しやすいです。
ありそうで、なかなかないデザインです。
この本の本文を一通り注音符号を見ながら読むことができれば、かなり注音符号に慣れることができるでしょう。
ただし、取り扱う内容は、観光地で使う表現という切り口なので、文法の網羅性は『リアルな日常会話を楽しむ台湾華語60表現』の方が広いです。
また、音声は専用ウェブサイトでダウンロードできるので、発音の確認&リスニングのトレーニングにも使えます。
『リアルな日常会話を楽しむ台湾華語60表現』が役立つ理由

- 本文の中国語全てに注音符号が振ってある
- 幅広い文法も学べる
『リアルな日常会話を楽しむ台湾華語60表現』では、本文のすぐ上に注音符号、すぐ下にピンインが配置されており、確かにピンインが目に入ってしまいやすいのですが、むしろ注音符号を覚えるのが苦手な人には抵抗感が少なく取り組めるということでもあります。

しかも、本文の中国語の全てに注音符号がふってあるので、数少ない注音符号の良い教材であることには変わりありません。
いかんせん注音符号にたくさん触れられる教材は少ないですから。
ちなみに、書籍を購入すれば音声CDが付属してますし、指定のウェブサイトでダウンロードもできます。電子書籍の場合は、オンラインダウンロードのみですが、どちらにしても発音確認&リスニングトレーニングにも役立ちます。
取り扱っている内容は、「〇〇は△です」などの基礎的な文型から「もし~」という条件を述べる表現まで、含んでおり文法を比較的幅広く勉強することもできます。
注音符号を覚えられる本まとめ

いかがだったでしょうか?
ぼくの調べでは、
という結果でした!
日本の書店には、大陸中国語の本は多いのですが、台湾華語の書籍は少ないです。そしてその中でも注音符号にたっぷり触れられる本はさらに少ないです。
人口、つまりマーケットとして見たときに人口13億超の中国と人口2357万人の台湾とでは規模が相当違うのでしかたのないことだと思います。
ぼくは趣味で台湾華語に焦点をあてて学んでいますので、楽しめればいいと思ってます。千と千尋の神隠しの銭湯のモデルになった九份(ジョウフェン)に行きたいです。
よい本があったらぜひ教えて下さいね。
ではまた!
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